アポプラスティックな糖の輸送[apoplastic sugar transport]

  植物体における糖輸送のうち細胞壁および細胞間隙の総体であるアポプラストで行われるものをいう。光合成産物のローディングでは、篩部周辺のアポプラストを移動してきたショ糖がショ糖トランスポーターによって篩部に取り込まれることが知られている。また、種子や花粉の成熟過程ではそれらと親側組織との間にはシンプラスティックな連続性がなく、アポプラストを経由した転流物質の移動が必須である。この場合、親側組織からアポプラストに放出されたショ糖が、種子や花粉の組織表面に存在するショ糖トランスポーターによって取り込まれる経路、あるいは細胞壁に局在する酸性インベルターゼにより分解を受けた後に単糖トランスポーターによって取り込まれる経路が知られている。そのほか、アポプラストの糖の取り込みにエンドサイトーシスが関与する例も知られている。

関連項目


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:27:52 (1718d)

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