グリオキシル酸回路[glyoxylate cycle]

  植物,微生物に存在する脂肪酸から糖への変換に働く代謝系であり,植物ではグリオキシソームに局在し,イソクエン酸リアーゼ,リンゴ酸合成酵素,リンゴ酸脱水素酵素,クエン酸合成酵素,アコニターゼから成る.このうち,アコニターゼのみ細胞質に存在する.同じくグリオキシソームに局在するβ酸化系から供給されるアセチルCoAを利用して最終的にコハク酸を生成する.コハク酸はミトコンドリアへと移行し糖新生に利用され,同時に生成するグリオキシル酸は,再びグリオキシル酸回路の基質となる.回路が一巡すると2分子のアセチルCoAから1分子のコハク酸が生成する.脂肪性種子植物の発芽時および老化時に,グリオキシル酸回路の各酵素が誘導され代謝活性が上昇する.光合成能を有していない発芽直後の幼植物体のエネルギー生成にとって不可欠な脂肪酸代謝系の一翼を担っている.

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Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:29:03 (1637d)

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