トコフェロール[tocopherol]

  植物起源の両親媒性化合物で,ビタミンE誘導体の総称.他の抗酸化剤と比べ,膜脂質層に分布している点で特に重要である.α,β,γ,δの4種があり,α-トコフェロールが最も抗酸化活性が高く,最も多量に葉緑体に存在する.葉緑体内でシキミ酸経路から合成された芳香族化合物のプレニル化を経て合成され,チラコイド膜に存在して,活性酸素種の捕捉剤として,また脂質酸化反応で脂質ラジカル,脂質ヒドロペルオキシルラジカル,脂質アルコキシルラジカルと反応し,ラジカル連鎖反応を停止する効果的な脂溶性抗酸化剤として機能する.これらの反応で生成するトコフェロールラジカルはアスコルビン酸によって消去され,トコフェロールを再生すると考えられる.また,一重項酸素も消去できる.

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Last-modified: 2015-03-30 (月) 13:53:44 (1630d)

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