フェレドキシン[ferredoxin]

  非ヘム鉄と酸不安定性硫黄を含む水溶性電子伝達タンパク質の総称で,分子量は0.6万~1.4万程度.酸化還元中心としては[2Fe–2S]型,[3Fe–4S]型,[4Fe–4S]型の鉄–硫黄クラスターが存在する.Fe原子は,タンパク質分子のシステイン残基のチオール基と配位結合している.シアノバクテリアや植物葉緑体および根・果実のプラスチドに存在するフェレドキシンは[2Fe–2S]型である.[3F–4S]型,[4Fe–4S]型は,紅色細菌緑色硫黄細菌をはじめ,広く細菌類に存在する.光合成系をはじめ,亜硝酸代謝系,亜硫酸代謝系,窒素同化系,窒素固定系,ヒドロゲナーゼ系,クロロフィル生合成系などさまざまな電子伝達反応に関与する.同一タンパク質内に[4Fe–4S]型を2個もつ8Fe型や[3Fe–4S]型と[4Fe–4S]型の両方を合わせもつ7Fe型も知られている.[4Fe-4S]型と[2Fe-2S]型を保持する典型的なアミノ酸配列モチーフは各々CxxCxxCxxxCP,CxxxxCxxCである.[4Fe–4S]型鉄–硫黄クラスターが3つのシステイン残基と1つのアスパラギン酸残基によって配位されたフェレドキシンも知られている.

ferredoxin.png

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 12:02:38 (1353d)

添付ファイル: fileferredoxin.png 862件 [詳細]

トップ   編集 凍結解除 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS