プロトンアブストラクションモデル[proton ab-straction model]

  Babcockらにより提案された酸素発生機構モデル.金属中心と有機ラジカルが関与する電子・プロトン供役移動反応モデルの一種.チロシンZマンガンクラスターと光化学系Ⅱ反応中心P680間の電子移動に関与するだけではなく,マンガンクラスターまたはマンガンクラスターに結合した水からプロトンを引き抜く機能をもつとする.反応中心P680によって酸化されたチロシンZはフェノール環ヒドロキシル基のプロトンをプロトン受容基に渡し,中性ラジカルとなる.次にチロシンZラジカルはマンガンクラスターから電子とプロトンを受け取って再還元される.このモデルでは,マンガンクラスターはS状態の遷移毎に電子とプロトンが引き抜かれることになるため,S状態遷移に伴うマンガンクラスターの実効電荷の変化はない.また,酸素分子はマンガンにオキソ架橋している酸素イオンから形成されるのではなく,マンガンイオン末端に結合している基質水分子より生成されるとする.

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 12:17:19 (1541d)

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