ボトリオコッカス [Botryococcus]

 緑藻植物トレボウクシア藻綱に属する1属,またはその中の1種(ボトリオコッカス ブラウニー Botryococcus braunii).大量の炭化水素を産生することで近年注目されている.多数の細胞が細胞外基質に埋まってブドウの房のような群体を形成する.細胞は炭化水素を細胞外に分泌し,この細胞外基質(難分解性のアルジナンを含む)中に蓄積される.葉緑体は1個,側膜性,チラコイドが貫通したピレノイドをもつ.カロテノイドとしてルテインネオキサンチンゼアキサンチンビオラキサンチンロロキサンチンβ-カロテンα-カロテンをもち,二次カロテノイドとしてエキネノンやカンタキサンチンが報告されている.カロテノイドを大量に蓄積して藻体が橙色〜赤色を呈することもある.脂質量はときに藻体乾燥重量の60%に達し,産生する脂質が異なる3つの系統(race A, B, L)が認識されている.淡水から汽水域に生育し,ときに大増殖して水面を被覆する.現在,バイオ燃料に関する研究が盛んに行われている.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:31:49 (971d)

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