ポリフェノールオキシダーゼ[polyphenol oxidase]

  EC. 1.10.3.1.オルトジフェノールをオルトジキノンに酸化する酵素で,活性中心は二核銅中心.植物のプラスチド(葉緑体ではチラコイド内腔)に不活性な形で,62 kDa のプロトマーの四量体として存在するが,抽出後の自己分解により41 kDa の四量体となって活性化する.プラスチド中に基質はなく,生理的機能は不明である.植物の褐変反応は,老化や傷害などにより葉緑体が壊れ,本酵素が液胞から漏出したポリフェノールに出会うために起こると考えられている.本酵素は活性中心で発生する活性酸素種によるプロテアーゼ活性をもっている.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:43:22