マイヤース[Myers, J.]

  Myers, Jack, 1913-2006.アメリカの植物生理学者.様々な光捕集色素をもつ藻類で2つの光化学系と色素系の関係を調べ,さらにフレンチと共同で2つの光化学系が別々に間隔をおいて励起されてもエマーソン効果がみられることを示し,2つの光化学系の間のプールの存在を示唆した.さらに2つの色素系へのエネルギー分配が均等でない場合でも量子収率の低下は小さいという観察をもとに,色素系Ⅱの光捕集色素から光化学系Ⅰヘエネルギーが転移されるスピルオーバー(spill-over)機構があるという仮説を提唱し,その後の研究の指針となった.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:42:41