免疫電子顕微鏡法[immunoelectron microscopy]

 免疫電子顕微鏡法は抗原と抗体とが特異的に結合する抗原抗体反応を応用し,細胞内の抗原の局在を電子顕微鏡で可視化する技法である.組織や細胞の抗原に対応する特異抗体を作製し,この抗体に電子密度の高い標識物質を予め結合させて抗原と反応させた後,電子顕微鏡で細胞内の標識の局在性を観察する.標識物質の局在は間接的に細胞内の抗原の位置を示している.代表的な技法としては,酵素抗体法(pre-embedding法)や重金属標識抗体法(post-embed-ding)などがある.また,細胞をfreeze fracture-deepetching法で処理して,抗原抗体反応部位の標識を観察する方法や標識物質を走査型電子顕微鏡で検知する方法も含まれる.免疫電子顕微鏡法は細胞の微細構造とタンパク質分子の配置とを結び付けて解析できるため,生命現象を解明する技法として有用である.

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Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:33:54 (1718d)

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