斑入り[variegation]

  花や葉などで地の色と違った色がまだらに混じっていること,あるいはそう見えることをいう.園芸的に珍重されており、古くから様々な品種が収集されてきている.葉の斑入りは、葉緑体の発達異常によるものと構造的な斑入りに分けられる。前者では、葉の形成過程における葉緑体発達に異常が生じ、正常なチラコイド膜がない葉緑体(プラスチド)を持つ細胞ができる。この部分が黄色~白色に見える斑となる。その原因は,遺伝的要因に加え、色素の合成/葉緑体発達に関与する遺伝子へのトランスポゾンの挿入・離脱による場合やウイルス感染による場合がある.また安定した体細胞キメラもよく見られる.後者の構造的斑入りでは、各細胞内の葉緑体発達は正常であるが、表皮と表皮内側の細胞との接触状況や,細胞の配置など,形態的な要因により光の乱反射が起こり、白色に見えることで斑となる.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:34:58 (882d)

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