PCR法[polymerase-chain reaction]

  DNAを試験管内で効率よく増幅する方法. 1986年にMullisらによって開発された.耐熱性のDNAポリメラーゼを用い,プライマーとトリヌクレオチドの存在下で,反応系の温度を繰り返し上下させることによって,加熱変性とアニーリング,伸長反応を順次繰り返し,1サイクル当たりDNAを倍加させ増幅する方法である.使用するポリメラーゼの選択により,数十kbpに及ぶ長いDNAの正確な増幅も可能である.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:42:52