#freeze
*パフ('''puf''')オペロン['''puf''' operon] [#ve5a4184]
  [[紅色細菌]]の染色体上では集光性バクテリオクロロフィルタンパク質複合体1([[LH1]])のαおよびβサブユニットの遺伝子'''pufA''', '''pufB'''や[[反応中心]]の[[L>Lサブユニット]], [[M>Mサブユニット]],[[シトクロムサブユニット>反応中心結合型シトクロム]]の遺伝子'''pufL''', '''pufM''', '''pufC'''が隣接して配置され,一つの転写単位を構成している.この転写単位を'''puf'''オペロンと呼ぶ(下図).反応中心のシトクロムサブユニットを欠く種では'''pufC'''は見られず、代わりにRhodobacter属などでは'''pufX'''遺伝子が配置されている.種によっては'''pufB'''の上流域に'''pufQ'''遺伝子が配置されていたり,'''pufB'''と'''pufA'''が複数組含まれていることもある.多くの種では'''puf'''オペロンの近傍にに[[バクテリオクロロフィル'''a'''>バクテリオクロロフィルa]]や[[カロテノイド]]の合成に関与する酵素をコードする遺伝子が多数存在しており,この領域を光合成遺伝子クラスターと呼ぶことがある.下図は'''Rhodobacter capsulatus'''の光合成遺伝子クラスターと'''puc'''オペロンを示し,嫌気環境下でRegB/RegA[[二成分制御系]]によって転写が促進される領域の開始点に*を付した.


#ref(puf operon.png)


** 関連項目 [#if72ced0]
-[['''puc'''オペロン>パック(puc)オペロン]]
-[['''puh'''オペロン>プー(puh)オペロン]]
-[[LH1]]
-[[LH1遺伝子>LH1遺伝子]]

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