#freeze
*フィトールの生合成[phytol biosynthesis] [#j417f23f]
  [[フィトール]]の前駆体であるイソペンテニルピロリン酸(IPP)は,陸上植物,藻類,[[シアノバクテリア]],一部の[[光合成細菌]]では[[非メバロン酸経路]],ある種の光合成細菌では[[メバロン酸経路]]で合成される. IPP 4 分子が結合して炭素数20のゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)が合成される.植物の黄化組織や光合成細菌ではGGPPが(バクテリオ)*クロロフィリドに[[クロロフィルシンターゼ]](ChlG,BchG)によりエステル結合し,その後(バクテリオ)[[クロロフィルゲラニルゲラニルレダクターゼ]](ChlP, BchP)によりフィトールに還元され(*バクテリオ)[[クロロフィル]]ができる.一方,緑葉ではGGPPがフィトールピロリン酸に還元されてから,クロロフィリドと結合すると考えられている.真核光合成生物ではフィトールの合成は[[葉緑体包膜]]で行われる.[[バクテリオクロロフィル'''c'''>バクテリオクロロフィルc]], d, e, gではGGPPの代わりに炭素数15の[[ファルネシルピロリン酸]]が基質になる.


** 関連項目 [#if72ced0]
-[[フィトエンの生合成]]
-[[バクテリオクロロフィルの生合成]]

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