#freeze
*ME型CAM植物[ME type CAM plant] [#u761451d]
 [[CAM植物]]は夜間に蓄積したリンゴ酸を,昼間の気孔が閉じた状態で脱炭酸(CAM日周変化の第Ⅲ期)し,二酸化炭素を[[Rubisco]]に反応基質として供給する.このとき[[NADP-リンゴ酸酵素]](NADP-ME)または[[NAD-リンゴ酸酵素]](NAD-ME)により脱炭酸を行っているものをME型CAM植物という.脱炭酸の結果,二酸化炭素とともに生じるピルビン酸は,[[ピルビン酸・リン酸ジキナーゼ]](PPDK)により[[ホスホエノールピルビン酸]](PEP)へと転換されたのち,糖新生経路を経て可溶性の糖やデンプンとして蓄えられる.[[PEP-CK(PCK)型CAM植物]]とは異なり,葉に高いPPDK活性が検出されるが, PEPカルボキシキナーゼ活性はほとんど検出されない.代表的なものとして,コダカラベンケイソウ('''Kalanchoë daigremontiana'''),'''Sedum praealtum'''などがある.

** 関連項目 [#if72ced0]
-[[ベンケイソウ型有機酸代謝(CAM)]]
-[[CAM植物]]
-[[PEP-CK(PCK)型CAM植物]]

トップ   編集 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS