psbV

 psbV シトクロムc550をコードする遺伝子.その産物は,光化学系Ⅱ複合体水分解系に存在する表在性タンパク質で,マンガンクラスターの安定化に関与している. Ca2+やCl-との直接的な相互作用は知られていないが,遺伝子破壊株は培地に高い濃度のCa2+やCl-を要求する.シアノバクテリアや灰色藻、紅藻,不等毛藻に存在し,緑藻では存在しない.藻類では葉緑体DNAに存在する.シトクロムc550の一次構造は,シトクロムc553と弱い相同性を示す.しかし,移動性電子キャリヤーである一般のC型シトクロムの酸化還元電位(約+ 250mV)に対して,シトクロムc553のヘムは約-200mVと,非常に低い.光化学系Ⅱに結合したシトクロムc553のヘムは生理的条件では酸化還元を受けず,ヘムの役割も不明である.単独のタンパク質の結晶解析による三次元構造が知られている.一部のシアノバクテリアでは,これとよく似たpsbV2遺伝子とその産物が確認されている.

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Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:27:28 (1579d)

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