アンテナ-トラップ平衡[antenna and trap equilibrium] †
光合成色素系(アンテナ系)と反応中心の間で起こるエネルギーの分布の平衡をいう.反応中心とアンテナとの間のエネルギー準位の差が小さいために,反応中心はエネルギー分布に関して,局在化させる特定の場所にならずに一定の確率で存在するだけの場所になる.したがって,反応中心が反応できない状態にある(酸化還元反応が完了していない)ときには,励起エネルギーは反応中心を含めてエネルギー準位だけに基づいた分布をする.
関連項目 †