ゲラニルゲラニオールが付加されたクロロフィルのゲラニルゲラニル鎖の4個所の二重結合のうち3個所(P6,P10, P14)を還元しフィチル鎖とし,クロロフィルaを生成する酵素.NADPHを還元力として,C6=C7, C10=C11,C14=C15と順次還元していく.ゲラニルゲラニル2リン酸を還元して,フィチル2リン酸を生成する反応も触媒することから,単にゲラニルゲラニルレダクターゼとよばれることが多い,植物の場合,Lilタンパク質の一種であるLil3と複合体を形成することによって安定化されることが知られている.