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#freeze
*アスコルビン酸[L-ascorbic acid] [#l83b01a6]
C&subsc(6);H&subsc(8);O&subsc(6);,分子量176.1.生理作用をもつ天然型はL体である(下図). p'''K'''&subsc(1);=4.25, p'''K'''&subsc(2);=11.57であり,生理的pHでは265 nm に吸収極大を示すモノアニオンの形で存在する.C2とC3で構成されるエンジオール基が酸化されることで還元作用を示す.高等植物では主にミトコンドリアでガラクトノ 1,4-ラクトン(GalL)がGalLデヒドロゲナーゼと酸化型シトクロムcによって酸化され,合成される.主に[[抗酸化剤]]として働くが,植物では[[アスコルビン酸ペルオキシダーゼ]],[[ビオラキサンチンデエポキシダーゼ]],[[アスコルビン酸オキシダーゼ]],プロリルヒドロキシラーゼなどの基質にもなる.真核藻類から被子植物に至る光合成生物では[[water-waterサイクル]]において重要な役割を担っており,[[葉緑体]]には20~50 mMの濃度で存在し,[[光化学系]]の反応で不可避的に発生する[[活性酸素種]]の消去に寄与する.
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** 関連項目 [#if72ced0]
-[[water-waterサイクル]]
-[[活性酸素種消去系]]