#author("2024-11-26T16:45:35+09:00","default:edit2015","edit2015") #author("2024-11-26T16:48:48+09:00","default:edit2015","edit2015") *グラナマージン[grana margin] [#e4fd4ed4] 光合成の光エネルギー変換反応の足場となる[[チラコイド]]膜は光合成生物で多様な形態を示すが,維管束植物の葉緑体では,扁平なディスク状の膜が重なり合った[[グラナ]](grana)と単層の[[ストロマチラコイド]](stroma thylakoid,ストロマラメラ(stroma lamella)とも呼ばれる)が相互に連結して閉じた膜構造を形成している.グラナとストロマチラコイドを繋ぐ膜部位はグラナマージン(grana margin)と呼ばれ,光合成電子伝達に関わる複合体,光化学系の維持に必要なタンパク質の他,チラコイド膜の湾曲(curvature)を誘導する[[CURT1]]タンパク質が局在する.グラナマージンは特徴的な構造で定義されるというよりも,膜の可溶化と遠心分離でグラナとストロマチラコイドとは別に分画される画分の総称である. 光合成の光エネルギー変換反応の足場となる[[チラコイド膜]]は光合成生物で多様な形態を示すが,維管束植物の葉緑体では,扁平なディスク状の膜が重なり合った[[グラナ]](grana)と単層の[[ストロマチラコイド]](stroma thylakoid,ストロマラメラ(stroma lamella)とも呼ばれる)が相互に連結して閉じた膜構造を形成している.グラナとストロマチラコイドを繋ぐ膜部位はグラナマージン(grana margin)と呼ばれ,光合成電子伝達に関わる複合体,光化学系の維持に必要なタンパク質の他,チラコイド膜の湾曲(curvature)を誘導する[[CURT1]]タンパク質が局在する.グラナマージンは特徴的な構造で定義されるというよりも,膜の可溶化と遠心分離でグラナとストロマチラコイドとは別に分画される画分の総称である. ** 関連項目 [#g563dc77] -[[葉緑体]]