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*ダイゼンホーファー[Deisenhofer, J.] [#ze6ad4d9]
  Deisen-hofer, Johann, 1943-.ドイツの生化学者.現在米国テキサス大学医学センター教授.ミュンヘン工科大学を卒業し,マックスプランク蛋白研究所の[[フーバー]]の研究室に移り,トリプシン阻害ペプチドとトリプシンの複合体の結晶のX線解析で1974年学位を得た. 1982年[[ミヒェル]]が紅色細菌*'''Rhodopseudomonas viridis'''の[[光化学反応中心]]の結晶化に成功したのをうけて,その構造解析に着手した.この研究にはミヒェル,フーバー,三木邦夫らが協同研究者として参加し, 1984年には三次元構造が,そして間もなくそれに結合する補欠分子の結合部位や配向か明らかにされた.これによって,光エネルギーによる電荷分離と電荷移動を可能にしている構造的基礎が解明され,結晶化の難しかった緑色植物の反応中心についてもその電荷分離の機構が推測できるようになった.この業績によって,ミヒェル,フーバーとともに1988年ノーベル化学賞が与えられた.


** 関連項目 [#if72ced0]
-[[紅色細菌光化学反応中心]]

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