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*ペルオキシダーゼ[peroxidase]
EC 1.11.1.7.過酸化水素(H&subsc(2);O&subsc(2);)による電子供与体(AH&subsc(2);)の酸化を触媒する酵素で,AH&subsc(2);を1電子ずつ2回酸化し,最初の酸化生成物はラジカル(AH)である. 2AH&subsc(2);+H&subsc(2);O&subsc(2);→2AH&supsc(+);2H&subsc(2);O&br; AHは不均化反応でAとAH&subsc(2);となるか,ラジカル反応を経て安定な最終酸化物となる.この酵素は生理機能から, H&subsc(2);O&subsc(2);(およびROOH)を消去するH&subsc(2);O&subsc(2);消去-ペルオキシダーゼと,AH&subsc(2);の酸化産物を合成するための生合成-ペルオキシダーゼとに分けられる.光合成生物でのH&subsc(2);O&subsc(2);消去-ペルオキシダーゼにはAH&subsc(2);がアスコルビン酸である[[アスコルビン酸ペルオキシダーゼ]](ヘム),グルタチオンである[[グルタチオンペルオキシダーゼ]](SH基,セレノシステイン基),還元型[[チオレドキシン]]であるチオレドキシンペルオキシダーゼ(SH基)があり,[[グアヤコールペルオキシダーゼ]](ヘム)で代表される生合成-ペルオキシダーゼはAH&subsc(2);として芳香族フェノールが基質となることが多い(括弧内は反応中心).