*共役反応[coupled reaction] 2つの反応が組み合わさって起こること.生体膜において酸化還元エネルギーを*プロトン(H&supsc(+);)の電気化学的ポテンシャル差に変換し,これをATPの合成に利用する反応が代表的であるが,これ以外にも,酸化還元の共役(例:解糖におけるNAD&supsc(+);/NADHの生成と消滅),エネルギー共役反応(例:グルコースからグルコース6-リン酸を生じる反応はATPによるリン酸基供与により可能になること)などに広く用いられる語.本来の用字は共軛反応. #author("2021-09-15T14:36:00+09:00","default:edit2015","edit2015") *共役反応[coupled reaction] [#m8ae8211] 2つの反応が組み合わさって起こること.生体膜において酸化還元エネルギーを*プロトン(H&supsc(+);)の[[電気化学ポテンシャル]]差に変換し,これをATPの合成に利用する反応が代表的であるが,これ以外にも,酸化還元の共役(例:解糖におけるNAD&supsc(+);/NADHの生成と消滅),エネルギー共役反応(例:グルコースからグルコース6-リン酸を生じる反応はATPによるリン酸基供与により可能になること)などに広く用いられる語.本来の用字は共軛反応.