ストレスタンパク質[stress protein]

  細胞がストレスに曝されるとタンパク質の発現様式が質・量の両面で大きく変動するが,この際にその発現が誘導されるあるいは発現量が増すタンパク質をストレスタンパク質と総称する(狭義には熱ショックタンパク質をさす場合がある).ストレスタンパク質の誘導は細胞が示す典型的なストレス応答の一つであり,これまでに多岐にわたるタンパク質やその遺伝子が同定されている.複数のストレスで共通に誘導されるものもあれば,特定のストレスに対してのみ合成されるものもある.ストレスタンパク質の多くは未だ機能が不明であるが,ストレス傷害からの細胞機能の保護やストレス環境への馴化に寄与しているものと考えられる.機能の知られたものの多くは,実際にストレスに対する耐性や適応に関わる機能タンパク質や,ストレス応答におけるシグナル伝達や遺伝子の発現調節に関わる制御タンパク質に分類される.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:29:54 (1727d)

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