*フェオフォルビド'''a'''[pheophorbide '''a'''] [#u49888c1]
  C&subsc(35);H&subsc(36);N&subsc(4);O&subsc(5);,分子量592.3. [[クロロフィル'''a'''>クロロフィルa]]のフィチル基が脱離し,さらに中心金属のMgが2個の水素原子に置き換えられた誘導体(下図参照).クロロフィル'''a'''に比べて比較的安定で,吸収ピークは元のクロロフィルと大きく異なり,ジエチルエーテル中で409,505, 534, 609, 667 nm にある.生体ではこの誘導体は[[クロロフィラーゼ]]によるフィトールと低分子の金属脱離物質によるMgの脱離反応で生じると考えられているが,非酵素的に強酸処理によっても生成する.Mgの脱離に関しては,以前に[[マグネシウムデケラターゼ]]の存在が示唆されていたが,その実体はわかっていない.ピロフェオフォルビド'''a'''はフェオフォルビド'''a'''のC13&supsc(2);位のメトキシカルボニル基が水素原子に置き換わったもの.(→クロロフィルの分解,付録)
*フェオホルビダーゼ[pheophorbidase] [#wa8da778]
  [[フェオフォルビド'''a'''>フェオホルビドa]]のC13&supsc(2)位のメトキシカルボニル基を加水分解し,C13&subsc(2)-カルボキシピロフェオフォルビド'''a'''とメタノールを生じる反応を触媒するエステラーゼの一種.構成型と老化誘導型が存在し,ジヒドロおよびテトラヒドロポルフィリン型のフェオホルビド類のみを基質とする.生成したC132-カルボキシピロフェオフォルビド'''a'''は自発的脱炭酸反応によりピロフェオフォルビド'''a'''となる.アブラナ科植物やアカザ科のシロザなど一部の植物に存在する.緑藻クラミドモナスには,[[フェオフォルビド'''a'''>フェオホルビドa]]のC13&supsc(2)位のメトキシカルボニル基を直接脱離する反応様式の異なる酵素,フェオフォルビドメトキシカルボニラーゼ,が知られているが,その反応機構の詳細は分かっていない.(→クロロフィルの分解)


#ref(pheophorbide a.png)


** 関連項目 [#v81c0727]
** 関連項目 [#yeb7fb61]
-[[クロロフィルの分解]]
-[[付録]]


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