アピコンプレックス類の痕跡的葉緑体[relictchloroplast (plastid) of apicomplexa, apicoplast]

  アピコンプレックス類は*アルペオラータの一員.寄生性で,マラリアをはじめとして人間や家畜の重要な病原体.核ゲノム以外に35 kb の環状DNAをもつが,逆位反復配列などその構造は葉緑体DNAと相同である.この環状DNAが局在する細胞質中の小胞が葉緑体の痕跡(アピコプラスト)であるとされる.アピコプラストは二次共生起源であると考えられるが,その起源生物や同じアルベオラータの渦鞭毛植物の葉緑体との関係などは不明である.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:44:47