イーストツーハイブリッド法[Yeast two hybrid]

 タンパク質間の相互作用を調べる方法であり,コウボ(Saccharomyces cerevisiae)を用いるイーストツーハイブリッド法が頻繁に用いられる.コウボの転写活性化因子GAL4をDNA結合ドメインと転写活性化ドメインに分割し,それぞれ任意のタンパク質AとBに融合させたものをコウボ細胞内で発現させる.タンパク質AとBが相互作用するとき,GAL4のDNA結合ドメインと転写活性化ドメインが近接することになり,コウボに導入されたレポーター遺伝子の発現を誘導する.レポーター遺伝子の発現を見ることで,タンパク質間の相互作用や相互作用に必要なドメインを検定することができる.擬陽性をもたらすことが多く,免疫沈降法BiFC法などと併用されることが多い.


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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:46:20