フルクトース-2,6-ビスホスファターゼ[fructose-2,6-bisphosphatase]

  EC 3.1.3.46. フルクトース2,6-ビスリン酸(F2.6BP)をフルクトース6-リン酸(F6P)と無機リン酸とに加水分解する反応を触媒する酵素。 FBPase 2 ともいう。本酵素の活性は反応産物であるF6Pや無機リン酸により阻害される一方、F2.6BPの生成反応に与る6-ホスホフルクト2-キナーゼ(PFK 2)はそれらにより活性化される。したがって、本酵素はPFK2とともに細胞質中の糖代謝中間産物の濃度に対応してF2.6BP濃度の調節に関わっている。なお、バレイショやシロイヌナズナでは本酵素活性とPFK2活性を1つのタンパク質に併せもつbifunctional protein が同定されているが、本酵素活性のみをもつmonofunctionalなタンパク質が存在する例もあり、それぞれの役割や両者の関係は不明である。

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:42:49