作物の収穫対象器官の分量をさし，通例，単位面積当たりの重量で表す．経済的収量と同義．収穫対象器官は，牧草類では地上部全体(葉，茎，子実など)，穀物類では子実，いも類では地下部(茎，根など)である．作物収量は，遺伝的要因(作物種，品種)，環境要因(光，温度，土壌の養水分)および栽培技術要因によって変動する．20世紀後半，イネやコムギなど主要作物の収量は，品種改良と栽培技術の向上により飛躍的に増加した．
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