大陸の内陸部半乾燥地帯で,気候要因または灌漑など人為的要因により塩類(主に塩化ナトリウム)集積を生じた土地にしばしば成立する草原.塩湿地植生とは異なり,乾(生)塩生植物で構成される.代表的構成種としてはアカザ科,イネ科,キク科の植物があげられる.アフリカ大陸中部,ユーラシア大陸中央部,南北アメリカ大陸西部,オーストラリア大陸に多くみられる.