光合成事典(Web版)

光合成事典の概要

光合成事典の使い方

Web版光合成事典公開にあたって

 2003年に高宮建一郎先生をはじめ多くの方々の努力によって刊行された光合成事典が、版元の学会出版センターの廃業により、絶版になっておりました。幸い、韓国語に翻訳された事典が本として残っております。日本語の事典として何らかの形で残すことを考え、日本光合成学会において議論の末、Web版ということで公開を目指すことになりました。旧事典の刊行から12年の歳月が流れており、項目によっては記載が古くなっているものもありました。一通り内容を見直し、必要な用語に関して原稿の書き直し、また新規項目の追加を行いました。一年弱という実質的作業期間で可能であったことは限られており、事典として満足できる完成度に至っていない点が多く残されております。改めて、初版の刊行に携われた方々に深い敬意を表したいと思います。

 編集方針については、日本光合成学会や編集委員会において議論を重ねました。しかしながら、今回公開するものは、「紙の事典」と「Web上の情報」との間で中途半端なものになっていることを懸念しております。なるべく最新の知見を盛り込みたかったのですが、研究領域で議論の残されている内容については、充分本質に踏み込んでいないところが多くあります。一方で、用語の使い方など、編集委員会の考えが出ている部分もあります。今回公開する内容は、今後、さらに良い事典にしていくためのたたき台としてご理解いただけると幸いです。今後は、Web版の特徴を生かして、自由な書き込みを可能にするかなど、議論を続けなければなりません。また、お叱りを受けるかもしれませんが、細かなミスを充分のぞききれておりません。お気づきの点がございましたら、是非ご指摘ください。より良い事典にする努力を惜しみません。

 最後になりましたが、Web版の刊行に終始ご支援をいただいた前光合成学会会長の田中歩さん、事典のpdf化や、Web上での作業を担当された田中研究室の高林早枝香さん、最後まで事典としての存続をご検討いただいた伊藤繁さんに感謝申しあげます。また、悲鳴が聞こえるほどお忙しい中、大量の編集作業を担当された編集委員の皆様、編集協力者の皆様、改訂にご協力いただいた多くの執筆者の皆様、そして旧事典の刊行に携われたすべての方々に心から御礼申し上げます。

鹿内利治

執筆者/編集協力者/編集委員

編集委員

委員長鹿内 利治
伊藤 繁大岡 宏造小池 孝良園池 公毅田中 歩民秋 均
野口 航久堀 徹村上 明男高林 早枝香

編集協力者

高市 真一中山 剛古本 強

執筆者

青木 直大秋本 誠志蘆田 弘樹粟井 光一郎石川 孝博石田 宏幸
池内 昌彦市原 謙一伊藤 紀美子伊藤 繁井上 和仁伊福 健太郎
岩井 優和上野 修遠藤 剛及川 真平大岡 宏造太田 啓之
大友 征宇大西 純一小川 健一小口 理一小保方 潤一小俣 達男
加藤 裕介菓子野 康浩柏山 祐一郎川井 浩史栗栖 源嗣草場 信
小池 孝良河内 孝之是枝 晋近藤 歩斉藤 隆実三枝 信子
酒井 敦榊原 均佐藤 長緒坂本 敦坂本 亘佐藤 直樹
塩井 祐三鹿内 利治重岡 成柴田 勝嶋川 銀河清水 浩
島崎 研一郎下嶋 美恵沈 建仁杉浦 大輔杉田 護瀬尾 悌介
園池 公毅高市 真一高木 慎吾高木 大輔高橋 裕一郎高林 厚史
田中 歩田中 亮一田茂井 政宏谷口 光隆種子田 春彦民秋 均
田村 典明塚谷 祐介寺島 一郎冨松 元鞆 達也中井 正人
中西 洋一中村 元香永島 賢治長谷 あきら南原 英司中山 剛
西村 幹夫西村 芳樹野口 巧野口 航原田 二朗半場 祐子
彦坂 幸毅久堀 徹日出間 純平塚 和之廣瀬 竜郎深山 浩
藤田 祐一古本 強牧野 周増田 建松田 祐介真野 純一
三ツ井 敏明皆川 純宮城島 進也三宅 親弘宮澤 真一宮下 英明
宗景 ゆり村上 明男望月 伸悦山崎 秀雄山谷 知行山本 義治
矢守 航横田 明穂吉田 啓亮横野 牧夫若山 正隆和田 正三
和田 元渡部 敏裕

その他

旧光合成事典について


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