#freeze
*群落抵抗(コンダクタンス)[canopy resistance(conductance)]
  植物群落の蒸発散量を定式化するときに用いられるパラメータで,群落の蒸発散抵抗ともいう.群落抵抗の逆数を蒸発散の群落コンダクタンスと呼ぶ.蒸発散量Eは,*空気力学的抵抗rAと群落抵抗rcを用いて次式のように表される.ここでρは空気密度,Tsは群落の代表的な温度,qSAT(Ts)は温度Tsに対する飽和比湿,qは群落上での比湿である(比湿(ρw/p)は,空気中に含まれる水蒸気密度ρwの湿潤空気の密度ρに対する比).群落抵抗は,個々の葉の気孔抵抗や土壌の湿潤度に依存するほか,群落内における拡散過程の影響も受ける.

#ref(canopy resistance.png)

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