#freeze
*'''apc'''遺伝子['''apc''' gene] [#pcc106b4]
  シアノバクテリア(藍藻)や紅藻などの光合成色素集合体[[フィコビリソーム]]の中心部(コアという)に結合する[[アロフィコシアニン]]の構成成分をコードする遺伝子群.アロフィコシアニンのα,βサブユニットをそれぞれコードする'''apcA''', '''apcB''',低分子量(8~9 kDa)のリンカーポリペプチドをコードする'''apcC''',微量アロフィコシアニンであるアロフィコシアニンBのαサブユニットおよびアロフィコシアニンβ18のβサブユニットをそれぞれコードする'''apcD''', '''apcF''',高分子量(78~130 kDa)のアンカータンパク質(コア-膜リンカーポリペプチドともいう)をコードする'''apcE'''が知られている.'''apc'''遺伝子の転写単位の構成は種によって異なるが,シアノバクテリアでは'''apcABC'''がオペロンを形成しており,その上流に'''apcE'''がある場合が多い.'''apcD''', '''apcF'''はオペロンを形成せず,それぞれモノシストロニックに存在する.'''apcA'''とホモロジーのある遺伝子がモノシストロニックに存在する場合もある.紅藻では,葉緑体ゲノム上に'''apcAB'''、'''apcE''','''apcFC'''が見つかっている.


** 関連項目 [#if72ced0]
-[[フィコビリソーム]]
-[[アロフィコシアニン]]

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