障害型冷害[cool weather damage as a sterilitytype]

  障害型冷害は,主として穂ばらみ期や開花期の冷温により不受精が発生するもので,短期間の冷温で回復できない被害を与える.穂ばらみ期では,小胞子初期や花粉母細胞の減数分裂期に冷温に遭遇した場合に最も不稔が発生する.冷温の影響は,開花期と幼穂分化の初期にも不稔が発生するが,一般に開花期は穂ばらみ期より軽く,幼穂形成初期は軽微である.不受精が発生する限界温度は,冷温の持続期間,昼夜間較差,あるいは品種や施肥条件によって差が認められるが,一般に数時間程度の冷温や夜間の冷温では,不受精は発生しない.したがって,平均気温が同じでも,昼夜較差の大きいほうが不受精の発生は少ない.地域別では,北海道では障害型が中心であり,関東地域の早期栽培では障害型が問題となる.


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:37:54 (1720d)

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