ビオラキサンチンデエポキシダーゼ[violaxanthin deepoxidase]

  キサントフィルであるビオラキサンチンを2段階で脱エポキシ化し,モノエポキシドのアンテラキサンチンを介してゼアキサンチンに転換する酵素.チラコイドルーメンに局在し,アスコルビン酸を要求する.チラコイドルーメンの酸性化により活性化され,このことは,pHセンサーとしての機能に重要である.すなわち,強光下で増加する光合成電子伝達に伴って生じるストロマ,ルーメン間のΔpHによってルーメンが酸性化し,それによりビオラキサンチンデエポキシダーゼが活性化され,アンテラキサンチン,ゼアキサンチンが蓄積する.このことは,光化学系Ⅱの量子収率の低下の誘導に重要な機能を果たす.逆に暗所下,弱光下では,ルーメンのpHが中性化することでビオラキサンチンデエポキシダーゼが不活性化し,ゼアキサンチンエポキシダーゼによりアンテラキサンチン,ゼアキサンチンがビオラキサンチンに再転換される.(→キサントフィルサイクル,光化学系ⅡのΔpHによる効率低下制御)

関連項目


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