F695

 F695 酸素発生型光合成生物の光合成膜(チラコイド膜)の低温(たとえば液体窒素温度)で測定した蛍光発光スペクトルに見られる695 nmの発光(蛍光)帯,あるいはそれを発する成分のこと.光化学系Ⅱ反応中心近傍で特別な環境にあるクロロフィルが発するものと考えられ,光化学系Ⅱの存在の指標として使われることがある.低温スペクトルでは,典型的には,光化学系ⅡはF685とF695の2つの蛍光帯を,光化学系Ⅰは720~740 nm の領域に幅広い蛍光帯を示す. F695の強度は強い温度依存性を示し,常温では観測されない.また,媒質の影響も受けやすい.(→低温蛍光スペクトル)

関連項目


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