クロロフィルラジカル の変更点

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*クロロフィルラジカル[chlorophyll radical] [#r2da9ad7]
　不対電子をもつ[[クロロフィル]]．不安定で短寿命．紅色細菌では光電荷分離によってP870カチオンラジカル(P870&supsc(•+);)と[[バクテリオフェオフィチン]]・アニオンラジカル(BPhe&supsc(•-);)が生じる．クロロフィルがラジカルになるとソーレー帯とα(またはQ&subsc(y);)帯のピークが小さくなり，Q帯より長い波長域にブロードな吸収帯が出現する．ラジカルの電子情報は[[電子常磁性共鳴]](EPR)法などによって得られる．[['''π'''電子>π電子]][[ラジカル]]であるクロロフィルラジカルのg値は自由電子のg値(2.0023)とほぼ同じ．線幅(△H mT&supsc(-1);)はラジカル種により異なる〔P700&supsc(•+); (0.70～0.71)， P680&supsc(•+); (0.79～0.90)， Chl a&supsc(•+); (0.90～．95#)， Chl a &supsc(•-);  (1.05#， 0.96～1.76)， Phe a&supsc(•-); (1.03#， 1.3～1.4)， P870&supsc(•+);  (0.91～0.98)， BChl a&supsc(•+);  (1.26～1.32#)， BPhe a&supsc(•-);(1.22～1.30#， 1.3～1.5)， P960&supsc(•+);  (1.14～1.18)， BChl b&supsc(•+);  (1.24～1.28#)， BPhe b&supsc(•-);  (1.22～1.30#， 1.22)， P798&supsc(•+);  (0.95～1.05) (#は溶媒中)〕．


** 関連項目 [#if72ced0]
-[[差吸収スペクトル法]]
-[[電子スピンエコー]]