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*ケーメン[Kamen, M. D.]
  Kamen, Martin David,1913-2002. 米国の物理化学・生化学者.生体における化学的過程の同位元素による解析の先駆者.中性子散乱についての研究で学位を得たのち,18Oを含む水を使って,光合成で発生する酸素が水に由来することを[[ルーベン]]らとともに明らかにした(1941).また,短寿命の放射性炭素11Cを使って光合成における二酸化炭素の取り込みの道程を研究していたが,長寿命の&supsc(14);Cを1940年にルーベンとともに初めて調製し,光合成などの代謝過程における放射性炭素の応用の道を開いた. 1940年代には政治的情勢のためケーメンの科学的活動に制約が一時加えられていたが,その後は光合成細菌の生化学的研究を展開し,新しいシトクロムや鉄硫黄タンパク質を発見し,窒素固定や水素発生などでも新しい知見を得た.

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