シュタルク効果 の変更点

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*シュタルク効果[Stark effect]
　 外部電場によってひき起こされる原子や分子のスペクトル変化のこと． Starkにより水素原子の発光スペクトルに対して初めて観測された(1913年)．現在では分子の[[吸収スペクトル]]に対する応用が主になっている．外部電場Eの中に置かれた分子の吸収スペクトルは，分子の[[励起状態]]と基底状態の双極子モーメントの差をΔμ，分極率(テンソル)の差をΔαとして-Δμ・E-(1/2)E・Δα・Eだけシフトする．分子の配向がランダムであるときは，電場の2乗に比例して吸収スペクトルの変化が起こる．電場中に置かれたときと置かれないときの差スペクトルを，元の吸収スペクトルの波長に対する一次および二次微分と比較することにより，Δμの絶対値，Δαの対角和，および吸収の遷移双極子モーメントに対するΔμの方向を知ることができる．