フィトエンの生合成[phytoene biosynthesis]

 メバロン酸経路あるいは非メバロン酸経路でつくられたC5のイソペンテニルピロリン酸(IPP)は,異性化してジメチルアリルピロリン酸(DMAPP)になり,次にIPPが結合してC10のゲラニルピロリン酸(GPP),IPPが結合してC15のファルネシルピロリン酸(FPP)になる.さらにゲラニルゲラニルピロリン酸合成酵素(CrtE, GGPS)によりIPPが結合してC20ゲラニルゲラニルピロリン酸(GGPP)が合成される.この酵素は種々の動植物や細菌にも存在し,遺伝子の塩基配列は種々の光合成生物でも決められていて互いに相同性が高い.FPPはバクテリオクロロフィルのファルネソール,キノンなど,GGPPはクロロフィルバクテリオクロロフィルフィトール,キノンなどの前駆体でもある.次にフィトエン合成酵素(CrtB, PYS)によりGGPP 2分子が縮合して,イソプレンが8分子,炭素数40から成る,最初のカロテノイドであるフィトエンが合成される.この酵素の遺伝子は種々の光合成生物から単離され,互いに相同性が高い.

phytoene biosynthesis.jpg

関連項目


Last-modified: 2015-03-23 (月) 16:29:15 (1637d)

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