光化学系Ⅱ表在性タンパク質 [extrinsic protein of photosystem II]

  光化学系Ⅱ複合体ルーメン側に結合する親水性タンパク質の総称.複合体あたり複数種の表在性タンパク質が存在し,主にマンガンクラスターの安定化および酸素発生活性を維持する役割を担うが,その役割分担や分子機構については不明な点が多い.光化学系Ⅱを構成する膜貫通性タンパク質は異なる光合成生物種間でよく保存されているが,表在性タンパク質の種類は,共通に存在するPsbO (33 kDaタンパク質 = マンガン安定化タンパク質)を除いて生物種間で大きく異なっている.すなわち,緑藻および高等植物の光化学系Ⅱ複合体にはPsbO,PsbP(24(23) kDaタンパク質),PsbQ(18(17) kDaタンパク質)が存在し,シアノバクテリア,紅藻,珪藻の光化学系ⅡにはPsbO,PsbV(シトクロム c550)およびPsbU(12 kDa タンパク質)が存在する.シアノバクテリアにはさらにPsbP,PsbQのホモログであるCyanoP,CyanoQ,紅藻にはやはりPsbQホモログのPsbQ',珪藻にはPsbQ'の他,Psb31が存在する.

関連項目


Last-modified: 2015-03-27 (金) 13:51:44 (1575d)

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