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*オキサロ酢酸[oxaloacetic acid] [#w2990d19]
C&subsc(4);H&subsc(5);O&subsc(5);,分子量132.1.比較的不安定な有機酸であり,特に2価金属イオン存在下では非常に不安定である.クエン酸回路の中間体であるが,[[ホスホエノールピルビン酸カルボキシラーゼ]]の産物として重要な[[C&subsc(4);化合物 >C4化合物]]でもある.また,[[アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ]]により[[アスパラギン酸]]との間で相互変換する.&br; 植物細胞のミトコンドリア内膜および色素体内包膜には,非常に高親和性(K&subsc(m);が10μM程度)の輸送体が存在するので,オキサロ酢酸は細胞質との間で自由に出入りできる.したがって,細胞内の濃度が高くなると,ミトコンドリアに入り,[[NAD-リンゴ酸デヒドロゲナーゼ]]の基質となることで還元力を消費し,呼吸系による酸素消費を抑制する.色素体に対しても同様に還元力を消費させ,[[リンゴ酸]]として放出されることで還元力を放出させるように働く.
** 関連項目 [#if72ced0]
-[[リンゴ酸-オキサロ酢酸シャトル]]