クロロビウムキノン[chlorobium quinone]

  緑色硫黄細菌に独特のメナキノンの誘導体.メナキノンのイソプレノイド鎖の1位の炭素がケト化された構造をもち,酸化還元電位がメナキノンの約-80 mV に対し約+30mVと高くなっている.周辺集光装置であるクロロソーム中に主に含まれており,酸化型がバクテリオクロロフィルの蛍光消光活性を示すことから,酸化的環境での光障害防止に役立っていると考えられている.

関連項目


トップ   編集 凍結解除 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:45:38