クロロフィルaとクロロフィルbの比.一般的には2.5~4.5の間であるが,深い海で生育するプロクロロコッカスでは1より低く,また高照度で生育したドナリエラは10を越えることが知られている.クロロフィルa/b比は光環境によって変化し,弱光下では低く,強光下では高い.多くの場合,低いクロロフィルa/b比は大きな集光装置を伴っているが,光化学系Ⅱ/光化学系Ⅰの比が高い場合もクロロフィルa/b比が低くなる.