双子葉類,フウチョウソウ目,アブラナ科.双子葉植物のモデル植物として広く認知されており, 2000年に全ゲノム配列が決定された.染色体数は2n=10で,ゲノムサイズは約135 Mb と高等植物のなかでも非常に小さい.日本を含む世界中の温帯および亜寒帯に自生しており,秋に発芽し,春に開花する長日植物である,世代時間が約2カ月である.高さが約30 cm 程度と小さく,遺伝子導入も容易であることなどから,モデル植物として現在では不動の地位を得ている.