ジャスモン酸[jasmonic acid]

  メチルエステルはジャスミンの香気成分として単離され,遊離の酸は植物病原菌の生産する植物成長阻害物質として単離された.その後,植物内生の成長阻害物質として同定された.ジャスモン酸はクロロフィルの分解老化,塊茎形成,エチレン生合成,離層形成の促進,腋芽,胚形成,種子の発芽阻害と傷害応答などの多様な生理作用を示す.発芽初期の幼植物の分裂が盛んな部分や花芽での濃度が高い.リノレン酸からリポキシゲナーゼにより過酸化物に変換され,エポキシ化合物を経て,環化後β酸化を受けて生合成される.シス型(+)-7-イソジャスモン酸とトランス型(-)-ジヤスモン酸がある.一般的にシス型が活性が高いが,不安定である.哺乳動物のプロスタグランジンと類似の化学構造をもつ.

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Last-modified: 2020-05-12 (火) 04:43:20