クロリン環の7位のメチル基がホルミル基(-CHO)に置換されており,クロロフィルbと類似している.アセトン中での吸収極大波長(分子吸光係数:M-1cm-1は458 nm (1.0×105), 646 nm (3.4×104). バクテリオクロロフィル(BChl) c, dの4つの同族体のほかに,ネオペンチル基を含む[N,E]-BChlが存在する.黒海の水深80m付近で採集された*Chlorobium phaeobacteroidesのクロロソーム中に主成分として含まれる.自己会合により520 nm付近に吸収ピークを生じ,この水深レベルの光環境に適応している.会合体のQy帯ピークは710?725nm).