葉の両面に気孔が存在する葉をいう.草本植物には葉の両面に気孔が存在するものが多い.一方,木本植物では,葉の下面(裏面)にしか存在しないものが多い.通常の両面気孔葉では,下面の気孔数が多い.片側にしかないものに比べ気孔から葉肉細胞へのCO2の拡散距離を短縮して光合成速度を高めることができ,特に厚い葉で有利に働くと考えられる.一方,上面と下面の気孔は,独立に制御を受けるとされ,水不足の条件で上面の気孔だけが閉じる例がある.