葉群(群落)内部の光強度を積算葉面積指数の指数関数として表したときの比例定数であり,葉群における葉の光吸収の効率を表す.葉群の吸光係数ともいう.群落内部の光強度Iは,ランベルト-ベアの法則を応用し,以下の式で近似される. I=I0exp(-KF)
ここでI0は群落直上に降り注ぐ光強度,Fは積算葉面積指数(群落の上部から積算した葉面積を土地面積で除したもの),Kが減光係数である.減光定数は葉の空間配置に依存し,特に葉の傾斜角に影響される.個葉が十分小さく,ランダムに配置されており,水平である場合,Kは理論的に1である.垂直的な葉をもつ葉群ほど減光係数は小さくなる.実際の葉群では0.3~1.0の値をもつことが多い.