水中において一日当たりの植物プランクトンの総光合成速度と呼吸速度が等しく,純光合成速度がゼロとなる水深.植物プランクトンの光合成特性と水中光度計を用いて直接測定できるが,野外調査では水面の光量の1%に減衰する水深や透明度の約2.5~3倍の水深として近似的に求めることがある.また,水面からその水深までの水柱全体で植物プランクトンの総光合成量と呼吸量が等しくなる深さを臨界深度と呼び,補償深度と区別する.