D2タンパク質[D2 protein]

  酸素発生型光合成光化学系Ⅱ反応中心の中核を構成するサブユニットの1つ(psbD遺伝子産物)で, D1タンパク質と対になり,非酸素発生型光合成である紅色細菌の光合成反応中心(L/M複合体)と類似するヘテロ二量体を形成する。電気泳動で2つのdiffuseなバンドとして観測されたためD1とともに名付けられた。電気泳動度から見積もられる大きさは約34 kDaである。実際の分子量は約40000。D2タンパク質のアミノ酸配列はD1タンパク質のそれと相同性が高い。光化学系Ⅱの二次電子供与体として機能するD1タンパク質の161番目のチロシン残基(チロシンZ)に対応して,D2タンパク質の対応する位置に,間接的にではあるが光化学系Ⅱの酸化還元反応に関与するチロシン残基(チロシンD)が存在する.また,D1タンパク質のQBキノン受容体部位に対応して,D2タンパク質にQAキノン受容体部位があるなど,構造的にも機能的にもD1タンパク質との類似性がきわめて高い.

関連項目


Last-modified: 2015-03-26 (木) 11:42:01 (1354d)

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